運動単位
カラダは脳からの指令によって、筋肉が収縮、骨と骨をつなぐ関節を動かすことで運動が行われています。
脳からの指令はまず脊髄を通って、運動ニューロンと呼ばれる骨格筋を支配する神経細胞を経て筋肉に達し、筋肉が収縮するようになっています。
この運動ニューロンからの刺激は、数十から数百以上もの筋繊維を同時に収縮させるのですが、この筋繊維のまとまりのことを「運動単位」といいます。
つまり筋肉とは、この「運動単位」が多数集まって構成されているのです。
この運動単位には構成される運動ニューロンのタイプによって「FFタイプ」「Sタイプ」「FRタイプ」という3つのカテゴリに分類されます。
FFタイプは、サイズが大きくて速く収縮するのですが疲労しやすく、動員される筋繊維が白筋繊維となっていて、それに比べてSタイプはサイズが小さく収縮が遅く疲労しにくく動員される筋繊維は赤筋繊維となっています。
FRタイプは、このFFとSの中間にあたるタイプとなります。